近居とは、親の世帯に子供の世帯が近くに住むという形態です。同居よりも距離があることで、お互いにプライバシーを尊重しながら、困った時には助け合えるということから、近居を選ぶというケースは増えています。自治体によっては補助金の対象になることもあり、住宅を親の世帯の近くに住宅を作りたいと考えている場合には、それらを利用することができる可能性もあります。生活リズムの違いによるストレスが少なく、世帯ごとで暮らすためペットを飼いたいという時にもみんなが納得する形で飼うかどうかを決めることができる、インテリアなどの嗜好をお互いに合わせなくても良いなどのメリットが得られます。
一見するとうまく行くように見えますが、近居を成功させるためにはいくつかポイントがあります。中には失敗してしまい関係が悪くなったというケースもあるため、ポイントを抑えることは重要です。特に重要なポイントが、距離感を大切にするということです。近くに住むことでお互いに遠慮がなくなってしまい、お互いに色々なことに口を出しすぎると関係性が悪くなっていきます。
それを避けるためにも距離感を測って、干渉しすぎないように心がけます。行く時には一言連絡する、頼りすぎるのではなくまずは自分たちで対処する、本当に困った時にサポートを頼むということを心がけます。また、生活する時間帯はそれぞれ異なるため、ライフスタイルを乱さないように気をつけることもポイントとなります。